万川集海が発売されるそうですよ！

忍者の秘伝書・万川集海が現代語訳されて出るそうですよ！
出版社は国書刊行会。さすがは国書刊行会。そしてお値段、税込み6,912円！さすがは国書刊行会。

完本 万川集海

posted with amazlet at 15.04.27

国書刊行会
売り上げランキング: 4,008

Amazon.co.jpで詳細を見る

伊賀流の超有名忍者・藤林長門守の子孫が書いた忍者の秘伝書なんですが、上梓されたのが1676年。とっくに1637年の島原の乱も1651年の由井正雪の乱も終わってしまったかなり平和な時代に記されたものなんですよね。つまり、忍者の出番が減っていくという時代。
こういう秘伝書が書き残されるというのはたいてい「今にもその技術が廃れたり失われてしまいそう」というなタイミングであることが多いんですが、この秘伝書も忍者の出番がなくなっていく時代に書かれているので、どういう経緯で書かれたか、とか妄想しだすと、あれこれ悲しくなってきますね。しかも、伊賀流ですし。
以前ヒストリアで幕末のもっと切ない忍者事情も取り上げられてましたけど、この時代から忍者は苦境だったんでしょうねぇ、切ない。

書影見たら、「まんせんしゅうかい」って書かれてるんですけど、「ばんせんしゅうかい」って読むんじゃありませんでしたっけ？あれ？どっちでもいいんですか？