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金の星社「世界こわい話ふしぎな話傑作集」の思い出

今や絶版となっている金の星社の「世界こわい話ふしぎな話傑作集」というアンソロジー集があります。私自身小学校の図書室にあるものを読んでいたので、今でも図書館なんかにあるのかもしれません。
『吸血鬼ドラキュラ』などのホラーもあれば、『モルグ街の殺人事件』などのミステリもあり、非常に面白かったのですが「推理モノは怖くて不思議なのかしら?」などと思っていたりもしました。今思うとホラー小説のスタンダードが多かったので、子供向けの平易な文章であるので非常に読みやすいし、ホラー小説の基礎教養を抑えるには良いものだと思います。

小学生の時なので、結構内容を忘れたものもあるとはいえ、『ドラキュラ』『フランケンシュタイン』などの王道はこの時読んだものが頭に残ってます。タイトルや挿絵のお陰で一場面だけがやたらと記憶に残っている物もあります。
逆に、このシリーズで初めてのクトゥルフというかラヴクラフトを読んでいたのですが、こちらは全く記憶に残っていない。なんだかもったいない。
そういうわけで「あの時読んだ物語をまた読みたい」と、このシリーズで触れたタイトルで探したりすると、これが見つからないことが多いんですよね。このシリーズ、モノによっては一般的に広まってるものとは違う邦訳タイトルつけてるんですよ。例えば、『ラパチーニの娘』とか。しかも今思えばこの邦訳、ある意味ネタバレじゃない。
そのことと、復刊してくれないのがかなり残念。非常に素晴らしいアンソロジーだと思うのに。

それと、この時に初めて読んだ『モルグ街の殺人事件』。ワクワクして読み進めた挙句のあのオチでのがっかり感。未だに許すまじ、とか思ってます。

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